彼女の場合 | 飴色の時間と記憶の彼方

彼女の場合

土曜日である。
週末、というと響きがいい。
しかしどうだろう、既に土曜日という感じがしないでもない。
週末を目前にしているときが一番胸が高まる。
週単位のバイオリズムがある。

彼女の場合はどうだろう。
もっと複雑なバイオリズムがあって、
しかし低調な周期はごくごく短いみたいだ。
彼女が、なんとなく、調子悪い、というのを聞いたことがない。

明るく、ときには穏やかに、静かな笑みを浮かべている。