窓 | 飴色の時間と記憶の彼方


その老人はいつでも窓に向かって外の風景を見ている

木漏れ日
四季の移り変わり
愛したこと
命あるもの
ゆっくりとしかし確実に過ぎてゆく時間
すべては奇跡だと

もう 今朝はマイナス10度だった
雪が降った

雲がゆっくりと移動している

明日は晴れの予報だ