蒼白い焔 | 飴色の時間と記憶の彼方

蒼白い焔

薄暗い照明の下。
下着を左手の指先で引き上げるようにした。
細いつくりの下着が女の匂いを発している陰部に食い込む。
指先に力を入れて相当に食い込ませた。
と同時に彼女は臀部を高く上げるような、背中を反らしたような体勢から、
背中を丸めるような動きをし、そして小刻みに体を振るわせた。
下着をつまんだ指先で下着と彼女との摩擦感を確認できた。
全身が痙攣するような、それでいて腰は美味しいものを味わうときの顎のような大きな動き。
下着を引き上げ食い込ませるのとシンクロして動く腰つきがひどく妖艶だ。
彼女は絶頂を表す言葉を大きな声で何度も叫んだ。
叫んでいても彼女自身は自分の声があまり聞こえてないはずである。
耳を覆う密封性の高いヘッドホンで単調で重厚なリズムを痺れるくらい大音量で聞かされている。
彼女の痙攣が落ち着くまで下着を力を入れて食い込ませ続けた。
全身を硬くして緊張と恍惚に耐えていた彼女の体から力が抜けた。
下着をゆっくりと脱がし、まだ触れられてなく、しかしあらわになった本能で沸騰しているような彼女の華芯を両手で大きく開き覗き込んだ。
そして彼女の蒼白い焔の中心に激しく口づけした。